ピアノの旅

日比谷公会堂の初代ピアノであるブルツナーピアノは約20 年間活躍し、昭和27年にニューヨーク製のスタインウェイと交代した。弾きはじめはコルトーで、次いでギーゼキング、ケンプ、ウォルフ、オボーリン、ギレリスらに愛用された。

公会堂のピアノは、その後何度か更新されたが、昭和40年に導入されたハンブルグ製スタインウェイD-フルコンサート用ピアノは、平成7年4月に伊豆七島の神津島に無償で寄贈された。現在は神津中学校体育館で、校内音楽発表会から国際的なピアニストの演奏会まで、大活躍中である。このピアノには、公会堂で演奏会を行ったルドルフ・ゼルキン、ニコライ・ペトロフなど9人の著名なピアニストの記念サインも残されている。

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公会堂から寄贈されたピアノを弾く神津中学校の生徒たち。
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ピアノに残された演奏家のサイン。